頑固なまでに慢性化してしまった腰痛は、時として運動療法が著効を示すことがある

骨盤軸整体

 

こんにちは、院長の三橋です。

最近では慢性化してしまった頑固な腰痛を改善させていくにあたって、医療機関などでもこれまでとは違ったアプローチ方法を選択することが増えてきているようです。

薬剤やコルセットなどといった、いわば「消極的な」選択肢に変わって、運動療法がにわかに注目を集めていているのです。

そこで、キーワードとなってくるのが「体幹」。

物理的に弱い部分を筋力を鍛えることで補ってしまおうという考え方です。

運動療法によって著効を示す腰痛もある

 

もちろん抱えてしまった腰痛のタイプにもよるのですが、「適切な運動」を意識的に行うことによって腰痛からの回復スピードが早まってしまうケースがあります。

これは急性(ギックリ腰)でも、慢性化してしまった場合でも同じ。

壊してしまった組織の修復には血流の促進が必要であるからで、さらには運動することで組織の修復を促すホルモンが分泌されるからといった話もあります。

例えば、「筋肉痛はちょっとぐらいの痛みだったら我慢して、いっそ動いてしまった方が早く治る」といった経験はお持ちではないでしょうか?

そこで、重要となってくるのが「適切な運動」。

重度の腰痛であれば、なおのこと、やみくもではなく「適切な運動」が大切になってくるからです。

 腰痛を発症させてしまう「何かしら」の原因とは

 

多くの場合、生活習慣や姿勢など「何かしら」の原因が存在することで、結果として腰痛を発症することになります。(※先天的な問題で、どうしても重度の腰痛を発症してしまいやすいケースも存在します。)

なかには肉体労働や、スポーツ障害によって引き起こされるケースもありますが、ほとんどの場合はむしろ運動とは無縁となっているような30代以降の方々に好発するもの。

実は日々の生活の中で腰痛を誘発させるような素地を無意識のうちに作ってしまっていたことが腰痛の原因の本質なのであり、多くの場合の腰痛発症の発端となる「重いものを持ち上げたり、くしゃみをしたり、前屈みになった瞬間」といった動作は原因なのではなく、あくまで腰痛発症の「きっかけ」に過ぎないのです。

つまり、「あと一歩」で積み上げた素地が一気に決壊してしまう、いわばリーチに入ってしまったような状況で、不幸にも重いものを持ち上げたり、くしゃみをしたり、前屈みになったりといった動作をしてしまったというだけのこと。

そして、こういった腰痛を誘発させてしまうような、いわば筋肉のアンバランスな状態を改善させることで、ようやく根本的な解決へと繋がることが期待できるはずなのです。

 

また、いったん破綻させてしまったような組織でもある程度は修復がなされるものなのですが、やはり、そこの組織は以前の状態と比べるとやや脆弱となってしまうことで再発を繰り返すようになってしまうもの。

そこで、こういったやや脆弱になってしまった組織を「筋力で補強してしまおう」と考えるわけ。

いわば筋肉のコルセットで守ってあげるという訳です。

腰痛の根底に潜む問題の本質を追及しない限りは

 

先天的な問題をもつようなケースや、スポーツ障害や交通事故による突発的なケースを除いた場合、ほとんどの腰痛は、たまたま運が悪くて発症した訳ではないものと考えます。

それは椎間板ヘルニアにしろ、脊柱管狭窄症にしろ同じことで、運動不足や姿勢の崩れなどに起因する「何かしら」の原因が素地にあったことで、結果として、そういう診断のつくような結果になってしまったということ。

だから、仮にこういったタイプの腰痛を外科手術で治したところで、根底にある問題の本質は何も変わらない訳であることから、いたずらに再発を繰り返してしまうことに繋がってしまうのです。

あくまで「何かしら」の原因が先にあることで、障害してしまった椎間板に物理的負担が集中してしまう状況を作ってしまっていると考えるべき。

結局、骨格を支えているのが筋肉なのである以上、たとえ筋肉以外の組織に問題が生じたとしても、問題の本質は往々にして筋肉にあるのものなのです。

産後ケアだけでなく、ロコモティブシンドローム対策として骨盤軸整体がこんなにも有効である理由とは

運動するにあたって慎重にならなければならないケース

 

姿勢の崩れや、加齢からくる筋肉量の低下など、これらが運動不足に端を発する問題であることは何となくお分かり頂けることでしょう。

だから、よほど重症でない場合は、さほどに慎重にならずとも運動する習慣を作ることで改善していってしまうケースが多いのです。

しかし、なかにはギックリ腰をやってから数ヶ月以上経っても、相変わらず日常生活に困難をきたしてしまっているケースもあり、こういった場合は当たり前ですが、やみくもに運動をしてしまうことで余計に症状を悪化させてしまうことがあるから注意が必要となってきます。

運動の仕方については、ことのほか慎重さを必要とするケースでなのであり、やみくもに鍛えることは避けなければならないケースとなるのです。

そして、おそらく長引いてしまっているようなケースでは、患部をかばうような身体の使い方代償動作といいます)をしてしまっていることが多く、これが筋肉のバランスを悪化させ「別の問題」を誘発することで腰痛を慢性化させてしまっていることがあるのです。

腰痛における体幹バランスという考え方の重要性について

 

つまり、重度に慢性化してしまったケースにおいては、いったん代償動作を解除させるといった意味で「筋肉のバランスを改善させる」ような繊細なアプローチが必要となってくる場合もあるということになります。

無意識のうちに使うことを「怖がってしまっている」ような筋肉や、硬直させたまま「使い方を忘れてしまっている」ような筋肉に対して、いわば再教育することが必要となってくるようなケースとも言えるでしょう。

そして、こういった場合において「体幹を鍛える」といったアプローチがしばしば医療機関でも使われるようになってきているのです。

なお、「体幹を鍛える」という言葉の意味には筋肉量の回復はもちろんのこと、間違った筋肉の使い方の改善(代償動作の解除)や、故障箇所を筋肉で補強するといった考え方も当てはまるものと考えます。

そして、これはもちろん当院が産前産後ケアにおけるアプローチ(骨盤軸整体)でその中心に据えている「体幹バランスの改善」という考え方をそのまま応用することが可能となります。

骨盤軸整体のもつ「運動機能の向上」という側面を十分に利用してしまえば良い訳ですから。

さらには体幹バランスを強化することで、実は腰痛の予防と再発防止にも繋がるのです。

なお、これについては以下の記事でまとめてありますので、ご興味のある方はどうぞ。

コアマッスルが強い方ほどギックリ腰になりにくい理由【体幹の強さと腰痛の関係】

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