こんにちは、院長の三橋です。
実は自分、整体師でありながら結構なレベルの腰痛持ちであり、この道ウン10年の筋金入りの腰痛のいわばベテラン。
そう、そもそも整体カイロプラクティックの世界に入ったきっかけは、自身が抱える腰痛だったのです。
そして産前産後ケアの業界に身を置くこと10数年、さまざまな知見を重ねた結果、到達した結論が自身が抱えた腰痛の原因が「体幹の弱さ」にあったということ。
そこで、日々の業務をこなしながらも自身の腰痛と向き合うにあたって、最も効果的であると感じた最強のツールがバランスボールであったのです。
自分が産前産後ケアの世界に身を置くことになった直接のきっかけについて
急性腰痛、いわゆる‘ギックリ腰’を経験したのが15歳の時。
当時、部活のなかで柔軟体操に取り組んでいる時に巨漢の同級生(体重100キロ超級!!)に突然上から乗っかられたことが発端で、程なく「腰が抜けて」立つこともままならない状態に。
もう衝撃でしたね。だって本当に足腰に力が入らないんですから。
そしてギックリ腰の痛みよりも、「腰が抜けて」しまったことに対する心理的動揺の方が大きかったことは今でも鮮明に覚えています。
そこで、かなり早めのカイロプラクティックデビューとなったのですが(笑)。(※荻窪所在の整体院です。)
これが自身が整体カイロプラクティック業界に身を置くことになった、直接のきっかけ。
自身が腰痛持ちとなるきっかけとなった”ギックリ腰”の本当の原因とは
これが不思議と件(くだん)の「巨漢の同級生」を恨む気持ちがないんですよね。
人間的にとても良い奴だったので(笑)。
温厚で聡明で徳がある、大仏さまのような存在。いや「くまのプーさん」だったかな?
ただちょっと力加減を間違えただけというか、例えるならば動物園の飼育員がクマにちょっと甘噛みされたようなもの。もしくはイタズラで象が飼育員をやさしく踏みつけてしまったりとか。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、自分のギックリ腰発症については「甘噛み」されたことはあくまで腰痛発症のきっかけに過ぎず、問題の本質はすでに自身の体で生起していたと考えるべきであるのです。
運動をやるにあたって最低限の体幹の強さが成立していなかったことで、日々の練習によるダメージがすでに腰まわりに蓄積していたということ。
つまり、「リーチ」に入っていた状態で、「くまのプーさん」に乗っかられてしまっただけの話ということ。
そこそこの強度の運動をするにあたって、決定的に体幹という土壌が足りていなかったからなのであると。
なお、体幹の強さと腰痛との相関関係については以下のブログを参考にされて下さい。
腰痛がなかなか綺麗に治らない理由って?
ところで、腰痛は一般的に安静にしていれば良くなるというものでもありません。
もちろんあくまで一般論で、すべての腰痛に当てはまることではありませんが。
事実、自身も10代〜20代の頃、再三にわたって腰痛を繰り返してしまうなかで、多少の痛みぐらいだったら思い切って動いてしまった方が却って症状も緩和し、回復も早まることを経験的に知りました。
これは腰痛の原因がおもに筋肉の問題にある場合は、結局は患部に血流を促さなければ回復することは出来ないからです。
そういった意味では急性期は安静にして、我慢できる程度の痛み(慢性期)に変わったのならば、思い切って動いてしまった方が往々にして早く腰痛から回復することが出来るものなのです。
ただ、この慢性期というのがとても厄介なもの。
これがなかなか全快という訳には行かないもので、多くの場合、ギックリ腰をやってしまった後に慢性腰痛を抱えてしまうことになります。
そして、慢性腰痛の鈍い痛みやコリ感は、揉んだりマッサージしたりしても、また直ぐに凝り固まってしまうのです。
いったい何故、人は腰痛を繰り返してしまうのか?
それは、腰痛を発症してしまった本当の理由がなんら解決出来ていないから。
普段の生活の「身のこなし」の中で特定部位に負担を集中させてしまう、言うならば「間違った」筋肉の使い方を繰り返してしまっているからなのです。
もちろん生まれついての問題や内科的な疾患からくる腰痛もありますが、一般的な腰痛の原因は往々にして生活習慣にあるもの。
痛めてしまった部位をかばうような筋肉の使い方(代償運動という)、もしくは筋肉どうしの連携が上手く出来ていないことに原因をもつケースで、後者が広い意味で「体幹が弱い」と言うことになります。
体幹を効率良く鍛えるにあたって絶好のツールであるバランスボール
それでは「間違った」筋肉の使い方は、どうやって修正すれば良いのでしょうか?
その答えとして、もちろん一番手っ取り早い解決法が骨盤軸整体となる訳です。
施術によって、まさに筋肉の使い方から変えてしまうのが骨盤軸整体であり、それによって眠らせてしまっていた筋肉の機能が覚醒すると、姿勢の方から勝手に良くなってしまうのだから驚きです。
そうでない場合は、ヨガやピラティスがこれに当てはまるものと考えます。
また専門家の指導のもと、「体幹トレーニング」に取り組まれるのも良いでしょう。
ちなみに自分の場合は、何と言ってもバランスボールですね。
普段、なかなか使えていないような筋肉を狙って刺激を入れられるという意味では、手軽で最強のツールだと思います。
自分の場合、毎日のルーティーンとして、まず朝イチで股関節まわり中心のストレッチを5分ほど行い、その後にバランスボールでまさに身体のバランスを整えるイメージで乗ります。
これだけで立った時の安定感にだいぶ差が出ます。
その上で通勤時など、やや長い距離を惰性でなく「そういった意識」のもとひたすら歩くのです。
逆に「そういった意識」もなく、「やみくもに」ひたすら長い距離を歩いてしまったり、運動したりしてしまうと却って腰痛を悪化させてしまうこともあるから注意して下さい。
自分はそれで15歳のときに腰を壊してしまった訳なのですから。
コメント