昨日当院にて、骨盤軸整体のプラクティスセミナー(練習会)を開催しました。
当院ではアラウンドバースボディケア・スクールという産前産後の女性向けの整体テクニックを教えるための整体スクールを運営しているのですが、今回はスクール卒業生のうち現役で活躍されている5人(現役の助産師さんが3名、セラピストの方が2名)に参加していただきました。
笑いあり、驚きありの練習会でしたが、今回のハイライトはこの動画です。
二児のママであり、そしてご自身も尿モレに悩まされているという助産師のIさん。
尿もれ改善のためには骨盤底筋を正しく使えるようにすることがポイントなのですが、そのためには内転筋を上手く使ってしっかり力を入れることが必要不可欠となります。
しかしIさんの内転筋の強さを試して見たたところ、全く力を入れることができません。
このままではどんなにエクササイズを頑張っても骨盤底筋までうまく力が伝わらず、効果を発揮するのは長い時間がかかるかもしれません。
そこで同じ練習生のTさんが習ったばかりの骨盤軸整体で内転筋にアプローチしてみたところ・・・
見事に内転筋に力を入れることができるようになりました。
施術にかかった時間は約30秒。
たった30秒のアプローチだけで、骨盤軸が通ったIさんは内転筋を正しく使えるようになったのです。
あとはひたすら驚きと喜びの絶叫を繰り返すIさん(笑)
実に楽しい練習会となりました。
頼もしいのは、今回集まっていただいたこの5人が全て現在ご自身で活躍されているということ。
すなわち今後5人それぞれの立場で骨盤軸整体の効果を検証し、症例として共有していくことが可能だということです。
特に現役の助産師さんがいるということは、例えば出産直後の産婦さんに対して骨盤軸整体を施術してあげたり、妊婦健診で産婦人科を訪れた妊婦さんに対してその場で施術をおこなうといったような、僕のような男性整体師では関わることのできないような場面での活躍が期待できるということです。
事実、参加された助産師さんから「例えば壁を伝ってしか立ち上がれないような、出産直後の方にすごく有効だと思う!」という意見もいただきました。
そういうのって男性整体師の僕からは決して出てこないイメージですよね。
骨盤軸整体はポイントを絞ればベッドに横たわる必要もなく30秒ほどでも施術可能なため、例えば妊婦健診でエコーの後のわずかな時間でもピンポイントで施術を行うことが可能です。
そのように、整体院という枠から大きく外れたとしても骨盤軸整体には十分に活躍できるステージがあると思うのです。
僕が開発した骨盤軸整体ですが、まだまだ発展、改良の余地があります。
しかしやはりそれを実現していくには僕一人の力では限界があります。
今回のように、僕とはまた違った目線や立場から周産期の女性にアプローチできる方々に協力いただけるというのは、骨盤軸整体のさらなるレベルアップに対して大いなる助けとなることでしょう。
そして骨盤軸整体が単に整体業界の枠にとどまることなく、より広い可能性を手に入れ、より広い世界に羽ばたくための大いなる礎となることを信じています。
日々来院してくださる沢山の患者さんをはじめとして、様々な人たちに骨盤軸整体は支えられていることを実感しています。
骨盤軸整体のさらなるレベルアップにご期待ください。
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