高齢なっても背筋が伸び、颯爽と歩ける方の秘訣とは【老化のカギを握る大腰筋】

骨盤軸整体

 

 

こんにちは、院長の三橋です。

今回は、見た目の若さのみならず肉体年齢をも左右する、いわば老化のカギを握る「大腰筋」という筋肉の存在についてのお話。

人間は背中が丸くなるだけで、実際の年齢よりだいぶ老けた印象を与えてしまうもの。

また、一般に腰が丸い方ほど、加齢とともに腰痛や膝の痛みなどを抱えてしまうようになるものです。

 

これ実は、どちらも大腰筋という筋肉の劣化が大きく関係していることが多いのです。

そして、長時間のデスクワークや運動不足といった、現代人に特有の生活習慣のなかに大腰筋を弱らせてしまう原因が潜んでいるのです。

現代人が特に大腰筋を弱らせてしまう原因について

 

パソコンの普及によって現代人は、かつてないほど長時間にわたってデスクワークに従事するようになりました。

おそらく人類史においても、これほどまでに座りっぱなしの生活を送ることが当たり前だった時代はなかったはず。

当然、デスクワークに従事する方々は、人類がこれまで経験したことがなかったような運動不足状態に陥っていると言えるかと思います。

そして、運動量自体が減ってしまうことはもちろんなのですが、長時間の座りっぱなしによって特にストレスを受けてしまう筋肉が出てきてしまうのです。

それが「大腰筋」とよばれる筋肉。

もちろん長時間動かないで座り続けること自体が大変なストレスとなるのですが、さらに「腰猫背」といわれる骨盤を後ろに寝かせた座り方をしてしまうと、大腰筋が著しく筋力低下を起こしてしまうから注意が必要なのです。

 

産後女性にとっても重要となってくる大腰筋のもつ機能とは

大腰筋イラスト、体幹バランス

大腰筋とは、大腿骨(太ももの骨)のトップから始まり、骨盤を通り抜けて腰椎(背骨の腰の部分)にまで伸びる長大なインナーマッスルであり、その働きは上半身と下半身とを繋ぎ、背骨の「S字のカーブ」を作り出すこと。

つまり、大腰筋は背骨に「S字のカーブ」を生み出すことで、上半身の重さを物理的に安定させながら、上半身と下半身とを連動させる役割を担っているのです。

そういった意味では、人体の構造上もっとも重要な役割をもつインナーマッスルであると言えるはずで、それはまさに体幹バランスを支える上で最も重要な筋肉であることから、当院ではコアマッスルという呼び方をすることがあるほど。

四つ足のケモノだった時代を経て、人間が二足歩行で生活することを可能にさせてくれた最大の功労者であるのが大腰筋であると言っても過言ではなく、その機能上さまざまな筋肉と複雑に連携をしている筋肉であるのです。

「体幹」、「コアマッスル」、「インナーマッスル」とは【産後ケアを語る上で外せないキーワード】

いっぽう、妊娠出産という一連の過程で、もっとも大きなダメージを負ってしまう筋肉でもあるのが大腰筋。

当然、当院の「マタニティ整体コース」および「産後のボディケアコース」でも、クライアントさんが抱えてしまった不調の原因を探る上で、焦点を当てていかざるを得ない筋肉ということになります。

大腰筋が生み出す「背骨のS字のカーブ」は、実は「骨盤」という人体のバランスに大きく関わるユニットの位置決めにも関わっており、産前産後ケアを考える上で決して外して考える訳にはいかない重要な筋肉であるのです。

 

大腰筋が弱ってしまうことで身体に起こる変化とは

 

それでは大腰筋が衰えてしまうと、実際にどんなことが起こってしまうのでしょう。

直接的には、筋肉の付着部である股関節付け根部分の痛みや、腰椎付近の痛み、つまり腰痛を引き起こすことが多いです。

股関節周りの違和感や痛み、慢性的な腰痛を抱える多くの方が、大腰筋にその原因があることが多いものなのです。

 

そして本来、大腰筋が担ういちばん重要な機能が「背骨のS字のカーブ」を作り出して、骨盤を正しい位置に置くことです。

そもそもインナーマッスルである大腰筋は、機能的には「動作」というよりも「姿勢保持」といった部分で能力を発揮するものなのです。

しかし、大腰筋が衰えてしまうと、これが成立しなくなってしまいます。

つまり、「背骨のS字のカーブ」が崩れ、骨盤が位置をずらし後傾してしまうことで、腰や膝が悪い方独特の、少し腰が引けた、膝が伸びきらない姿勢をとってしまうようになるのです。

これがいわゆる「腰猫背」であり、高齢者に多く見られる姿勢ということになります。

 

 

当然、骨盤が「正しい位置」に入らなくなることで体幹バランスは崩れてしまい、特定箇所の筋肉に大きな負担を掛けてしまうことに繋がります。

具体的には、骨盤が後傾してしまうことで、まず骨盤に直接繋がっているお尻の筋肉と、太もも裏の筋肉がストレスを受けて萎縮してしまい、これが膝関節の曲げ伸ばしに大きく負担をかけてしまう原因になるのです。

さらにはお尻の筋肉が筋力低下を起こしてしまうことで股関節のアライメントが崩れてしまい、内ももの筋肉に上手く力が入らなくなってしまいます。

すると、膝関節に均一に体重を乗せることが出来なくなることで、半月板とよばれる膝関節でクッションのような役割をする関節軟骨が偏ったすり減り方をしてしまうことに繋がってしまうのです。

半月板が極端にすり減ってしまった部分で上下の骨の接触が起こることで、膝痛が生じてしまうことになるのです。

また、膝痛までいかなくても、筋力の衰えによって歩行能力に支障が出てしまっている状態を特に「ロコモティブシンドローム」と呼ぶことがあり、将来的に寝たきりとなってしまうリスクが高い方々とも言えるでしょう。

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高齢者のQOLのみならず見た目をも大きく左右する大腰筋

 

一般に高齢になっていくと背中は丸くなり、膝が変形していってしまうもの。

そして、そういった傾向を持つ方ほど、痛みや不調を抱えてしまっていることが多いものなのです。

一方、高齢になっても歩行器はおろか、杖ひとつつかずに颯爽と歩いてらっしゃる方もいます。

そういった方々は、同じ高齢でも背筋がきちんと伸び、膝が曲がることもなく過ごしているもの。

 

積極的に動き、活動的な生活を送っている方ほど、後者に該当するケースが多いことにおそらく異論はないかと考えます。

そして、これは運動習慣によって大腰筋の筋力が維持出来ていることで、見た目にも姿勢が保たれ、膝や腰に余計な負担を掛けることなく歩けているということを示唆しているのです。

とかく運動不足に陥りがちな現代生活において、運動する習慣がいかに大切であるかということの証明であるわけ。

逆に運動不足や腰猫背などによって早々に大腰筋を弱らせてしまうと、そこから体幹バランスを大きく崩してしまうことに。

つまり、コアマッスルである大腰筋が劣化してしまうことで体幹バランスが崩れてしまい、姿勢を支えきれないばかりか、膝関節や腰に極端な負担を掛けてしまう結果に繋がってしまうことになるのです。

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一般に大腰筋は、加齢とともに真っ先に劣化していってしまう筋肉であると云われています。

そして、大腰筋が体幹バランスに大きく関与している筋肉である以上、その劣化の程度が「見た目の姿勢」だけでなく、膝や腰といった関節のコンディションに如実に直結してしまうことになる訳です。

そういった意味では、大腰筋があらゆる意味で「老化のカギを握る筋肉」であると言えるでしょう。

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