こんにちは、院長の三橋です。
今回は、人間の体幹を支えるコアマッスルである「インナーユニット」という存在について解説させて頂きます。
いきなりですが、実はインナーユニットこそが骨盤軸整体を語るうえで決して欠かせないキーワードとなります。
インナーユニットとは、胴体の深部に存在する、「立ったり歩いたり」といった、ほとんどの動作において、その安定性に深く関わっている筋肉群の総称。
実は、妊娠出産を経験された女性がさまざまな肉体的不調を抱えてしまう原因の多くが、このインナーユニットがダメージを負ってしまうため。
ですので、出産後にまず最初に着手しなくてはならないのが、インナーユニットのダメージからの回復となるのです。
体幹を支える中枢である「インナーユニット」とは
インナーユニットとは、胴体の最も深いところに存在する、4つの筋肉の総称のことを指します。
具体的には、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群といった腹部を支える4つのインナーマッスルのこと。
体幹の安定に深く関わっていて、力学的に腰椎や骨盤の安定に貢献、つまり姿勢を保持しながら手足を自由に使えるのは、インナーユニットが体幹を安定させてくれているからなのです。
詳しくは、以下の当院HPから抜粋した解説を参考にしてみてください。
ヨガやピラティスの経験がある方は、インナーユニットという言葉に聞き覚えがあるかもしれませんね。
インナーユニットとは、胴体の深層部の4つの筋肉、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋の総称です。
このインナーユニットの最大の役割は、腹圧をコントロールして体幹を安定させるということです。
4つの筋肉を連動して収縮し、インナーユニット内部の空間の内圧(腹圧)を上昇させることで、体幹壁は空気がパンパンに入ったバスケットボールのように硬くなります。
そのような内部の圧力空間を利用して体を支えることで、腰椎にかかる負担を30%〜50%も軽減することが可能となります。また、重いものを持ち上げるような時にも身体を支えて負担を軽減させます。
通常の場合、私たちは姿勢を安定させるためにインナーユニットを無意識のうちにおよそ30%程度の力で使っています。
インナーユニットを使うためには4つの筋肉を連動して収縮することが必要ですが、しかし産後の女性はそのうちの2つの筋肉である骨盤底筋と腹横筋が伸びてしまっているため、インナーユニットを効率よく使用することができません。
そのため腰椎や腰背部の筋肉の負担を分散させることができず、痛みを発生させたり、猫背や反り腰を助長します。赤ちゃんを抱っこする際などにもすぐに腰が痛くなったりします。
さらに腹圧をうまくコントロールできないために尿もれの原因となったり、内臓を安定して支えられないので産後も下腹部がぽっこりした状態が長く続いたりします。
よって産後のボディケアとしては、インナーユニットをしっかり効かせることのできる体を取り戻していくことが重要なテーマとなるのです。
骨盤軸整体荻窪院「産後のボディケアコース」より一部引用:
本質的な産後ケア、産後の骨盤矯正について
妊娠中に膨らんだお腹によって、インナーユニットのなかでも特に腹横筋、骨盤底筋群といった筋肉がダメージを受けてしまいます。
さらには通常分娩だと分娩時に骨盤底筋群に、帝王切開だと切開時に腹横筋に外傷を負ってしまうことになります。
だから、産後一ヶ月のあいだは、ひたすら睡眠と栄養を摂ることに努めてください。
まずは、負ってしまった傷の回復に努めるべきなのです。
妊娠出産で弱ってしまった腹横筋と骨盤底筋群を鍛えるのは、それから。
ここで重要となるのが、これらの筋肉を単独で動かそうとするのではなく、インナーユニットとして4つの筋肉を連動させて使うことを意識してトレーニングすること。
インナーマッスルの特性として、それ単独で動かそうとしても、ほとんど機能しないからです。
つまり、出産後に骨盤底筋群だけ一生懸命鍛えても、あまり意味がないということになります。
そして、インナーユニットとして機能させることはもちろん、他のコアマッスルを妊娠前のようにきちんと協調させて使う訓練こそが本質的な産後ケアないし、産後の骨盤矯正となるはずなのです。
また、当院で取り組んでいる骨盤軸整体メソッドこそが、これを叶える一番の近道でもある訳なのですね。
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本当に理想的なボディバランス、一緒に取り戻していきましょう♪
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