こんにちは、院長の三橋です。
妊娠もしくは出産されて、これから産後ケアや産後の骨盤矯正を検討されている方々へ。
当院における、さまざまな不調からの改善例を紹介させて頂くことで、整体院選びにあたって少しでも参考になって頂ければ幸いかと思います。
そんな産前産後の専門院である、骨盤軸整体荻窪院での症例報告。
今回は、出産後数ヶ月で来院されて以来、7年にわたって通い続けてくださるFさんについて。
Fさんですが骨盤軸整体において、ある意味「究極の形」を体現してくださっているクライアントさんであるのです。
出産後に人生で初めての腰痛を抱えてしまったFさん
当院がまだ、野田カイロプラクティックセンター荻窪院の看板を掲げていた頃から通い続けて下さっているFさん。
当時の「産後の骨盤矯正コース」には、出産後数ヶ月のタイミングで初めていらっしゃいました。
きっかけは、産後の骨盤ケアはもちろんのこと、人生ではじめて抱えてしまったという腰痛の改善のため。
もともと妊娠前は肩こり腰痛に関しては、さほど気にならなかったというFさん。
それが妊娠出産をしてからというものの、毎日の抱っこの繰り返しもあってか、さすがに腰痛については自覚せざるを得ないレベルに。
そのぐらい妊娠出産というイベントは、身体のバランスを根底から変えてしまうものなのです。
産後の骨盤矯正コースで腰痛は順調な回復をみせるが
当時のカイロプラクティックをベースにした施述メニューで順調に腰痛から回復していったFさん。
しかし、ギックリ腰になりそうなレベルではないものの、そもそも肩こりを自覚しないぶん、どうしても日々の育児の疲れが古傷である腰にたまっていってしまうのだとか。
腰が重く、だるいといった感覚がどうしても完全には拭い切れなかったのです。
でも、そうはいっても一般的な他のクライアントさんたちと比べたら、自覚症状としては断然可愛いレベル。
肩こり腰痛など一切を自覚することなく育児をされている女性なんて、そうそういるものではないはずかと考えるのです。
まったくの受け身の姿勢であり、エクササイズも一切やらなかったが
こちらとしては、もう十分に満足していただけるコンディションにまで持って行けた自負のあったFさん。
そうそう間違ったことをしない限りは、おそらくギックリ腰のリスクもないレベルにまで回復。
当のFさんも、月に一回のメンテナンスについては、おそらく気分転換やリラクゼーション的なものを求められている部分もあったのでしょう。
そういった意味で完全なる「受け身」の姿勢でありながら、身体が悲鳴を上げることはなかったFさん。
とにかくFさんの特徴としては、こちらで提案させて頂いたエクササイズを「頑なまでに一切やらない」という方だったのです。
そして、それを成立させていたのが、おそらく身体のポテンシャルの高さ。もっと言うと、もともとの「体幹の強さ」だったのです。
「もう一つ上のレベル」の産後ケア、産後の骨盤矯正を提案してみた
聞けばFさん、中学から高校までの6年間、そこそこ本気でバレーボールに打ち込んでいらっしゃったのだとか。
おそらくは、そこで「体幹の強さ」を育んでいったのでしょう。
だから、社会人になって運動する機会から遠ざかってしまっていても、いわばこの「貯金」のおかげでさほど肩こり腰痛を自覚することなく過ごせたものと推測できる訳なのです。
しかし、妊娠出産という一連の過程で、まだまだ眠らせてしまったままの「貯金」がありそうです。
それが目を覚ましてくれたら、「もうひとつ上のレベル」のコンディションを提供できるものと、つい考えてしまうのが施術家としての本能といったところ。
そこで、Fさんがまだまだ眠らせてしまっているであろう「体幹」を呼び覚ますために、骨盤軸整体の導入をFさんに提案してみたのです。
さしずめ「もうひとつ上のレベル」の産後ケア、産後の骨盤矯正の提案といったところです。
骨盤軸整体における「究極の形」を体現してくださったFさん
結果から申し上げると、目論見通り、Fさんについては最高の結果をもたらすことが出来ました。
慢性化していた腰の鈍痛や疲れといったものが、今回ばかりは完全に拭い去ることが出来てしまったのです。
というより、Fさんご本人が腰痛持ちだったことを忘れてしまっているというありさま(笑)。
いちど鍛えた筋肉というのは、一回衰えたとしても、ちょっとの刺激で再び筋肥大しやすいものです。
同様に「体幹」、つまり筋肉どうしの神経のネットワークも、いちど強固に構築したものは、ふたたび刺激を与えてあげれば再構築しやすいものであると考えます。
Fさんの場合、いわば忘れてしまっていた身体の筋肉の使い方を思い出させてあげれば良いだけのこと。
そして、これを可能にしてくれるのが、当院の骨盤軸整体であるのです。
Fさん、相変わらずエクササイズは一切やらないと公言されています(笑)。
ところがどうして、それこそ目を見張るスピードで進捗していき、今では当院きっての「体幹の強度」を誇るまでに。
骨盤軸整体では、進捗具合として「体幹の強度」を測るために、毎回簡単な体幹バランスのチェックをするのですが、Fさん、これがすこぶる強いのです。
当然、腰痛など根っこから消え去ってしまっているというわけ。
実は、骨盤軸整体のコンセプトとしては、筋肉を鍛えて強くするのではなく、あくまで効率の良い筋肉の使い方を追求することで、不調の原因を根本から取り去ってしまおうという考え方であるのです。
要は、使い方を忘れてしまっている筋肉をきちんと使えるようにすることで、特定の筋肉にばかり集中していた負担を原因から取り除けるという訳なのです。
だから、よほどの特定部位の筋力低下がない限りは、「筋肉を鍛える」という発想はそもそもありません。
効率を高めることで、持ち合わせている筋肉の出力を極限にまで高めてあげれば良いのです。
極端な話、条件がそろえば、ただ施術を受けるだけでどんどん疲れない、傷まないカラダに持って行けてしまえるということ。
そういった意味では、Fさんのケースはある意味、骨盤軸整体における「究極の形」を体現してくださったといっても過言ではないと考えるのです。
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