こんにちは、院長の三橋です。
当院の「産後のボディケアコース」には、さまざまな悩みを抱えたクライアントさんたちがいらっしゃいます。
もちろん、皆さん産後ケアや、産後の骨盤矯正が目的であることに違いはないのですが、その悩みは「痛み」といった症状だけでなく、体型変化やボディラインについての相談も実に多いのです。
なかでも多いのが、出産後に変わってしまった脚のラインについての悩み。
O脚気味になってしまったり、脚が太くなってしまい産前に履いていたデニムが入らなくなってしまったり、などなど。
その原因について、お話させて頂きます。
産後女性にとって重要となる、基礎代謝を左右する下半身の筋肉
モデルさんたちの華麗な脚線美。女性なら誰しもが憧れるものですよね。
そんなプロのモデルさんたちは日頃、体型維持のため基礎代謝を上げる努力をしているものです。
基礎代謝が高ければ高いほど痩せやすいことを意味し、また、それは持ち合わせている筋肉量にも比例します。
そこで重要となってくるのが、下半身の筋肉。
お尻や太ももやふくらはぎといった筋肉は人体のなかでも、とりわけ大きな出力を生み出せる筋肉であるのです。
つまり、大量にカロリーを消費してくれることを意味します。
それでは基礎代謝を上げるためには、単純に下半身の筋肉を鍛えれば良いのでしょうか?
でも、いたずらに脚が太くなってしまっても困りますよね。
そこで。
美脚を叶えるにあたって、実はモデルさんたちが実践している「美脚の法則」があったのです。
太ももを引き締める筋肉とは
下半身を鍛える上で、特に気を付けなくてはならないのが太ももの筋肉。
むやみにやたらに鍛えてしまうと、いたずらに太ももがたくましくなってしまいかねません。
もちろん、スレンダーにではなく、筋骨隆々になりたいのでしたら話は別ですけど。
そこで知っておきたいのが「美脚の法則」。
実は太ももは、内側(内転筋群)と裏側(ハムストリングス)の筋肉を鍛えてあげると、細く引き締まって見えるんです。
逆に正面(大腿四頭筋)、とくに外側の筋肉を鍛えてしまうと競輪選手のような逞しい脚となってしまうから要注意。
また、お尻の筋肉も鍛えてあげると、脚の付け根の位置が上がって見えることで、脚が長く見える効果が期待できます。
つまり、モデルさんたちが実践している「美脚の法則」とは、お尻と太ももの内側(内転筋群)と裏側(ハムストリングス)の筋力アップを図ることだったのです。
鍛えてもいないのに脚が太くなってしまう原因とは
いっぽう、鍛えてもいないのに脚がたくましくなってしまうのは、いったい何故なのでしょう?
先天的な体質の問題もありますが、多くは「姿勢の悪さ」に起因することが多いものと当院では考えます。
簡単に言うと、無意識のうちに踏ん張って立ってしまっている方や、効率の悪い歩き方をされている方がこれに当てはまるのです。
人間は正しい姿勢からずれれば、ずれていった分だけ余計な筋力を必要とする状況を作ってしまうもの。
例えば立った時につま先の方に重心を寄せていくと、太もも正面の筋肉がどんどん緊張していくのがお分かり頂けるかと思います。
つまり、普段から重心がつま先の方ににずれてしまっているような方は、無意識のうちに身体を前に倒さないように太もも正面の筋肉や、ふくらはぎといった筋肉に余計に力が入ってしまうような立ち方をなさってしまっているのです。
また、腰のバランスが悪く、お尻の筋力が弱い方ような方も、正しく歩けないことで脚に余計な力を入れて歩いてしまっているはずなのです。
さらにはお尻の筋力が弱いと股関節を正しく支えきれず、いわゆる「内股」と呼ばれる状況を作ってしまいます。
「内股」の傾向がある方は太もも内側の筋肉を上手く使うことが出来なくなるので、太もも外側の筋肉を余計に発達させてしまう結果となってしまうのです。
出産後の女性の下半身のラインが変わってしまう原因
ここまで説明すると勘の良い方は、もうすでにピンときているものと思います。
妊娠出産で女性の下半身のラインが大きく変わってしまう原因は、妊娠中に生じてしまった姿勢や歩き方の変化にあったのです。
つまりは妊娠中に大きく膨らんだお腹が身体の重心の位置を大きく前に(つま先の方に)ずらし、腰のバランスを変えてしまったことでお尻の筋力低下を招き、結果、股関節のバランスすらも変えてしまったということ。
また、「重心の揺り戻し」による体幹バランスの崩れも、産後の女性が姿勢を支えきれなくなる一因を作ってしまっているのです。
当院の骨盤軸整体では産後の女性の体幹バランスを回復させることで、理想的な姿勢(重心バランス)と、正しい(効率の良い)筋肉の使い方を呼び覚ますことができます。
その上で、正しい歩き方をお教えし、実践して頂くことではじめて本質的な解決を目指せる訳なのです。
もし、他院でよく耳にする「骨盤が開いてしまったから」という説明に疑問を持たれているような方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院に一度ご相談ください。
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