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究極に疲れない歩き方とは、大腰筋

 

 

こんにちは。院長の三橋です。

 

とある日のこと。

男性のクライアントさんから、こんな相談を受けたんです。

「仕事柄、毎日長い距離を歩くんだけど、出来るだけ疲れずに歩くコツって、ないものでしょうか?」

 

疲れない歩き方ですか。

実は、これ、ちょうど当院が取り組んでいる「骨盤軸整体」と関連が深い話になるんですよね。

まさに骨盤軸整体メソッドによる「疲れにくいカラダ」を標榜している訳なのでありますから。

 

 

 

まず「正しい歩き方」とは、一義的に語れないもの

 

正直、自分のなかで少し迷ったのです。

早い話、「正しい歩き方」についてお教えする訳ですから。

 

当院は、普段「産後ケア」の専門院として運営している以上、出産後の女性にとっての「正しい歩き方」を指導しています。

なので、産後のボデイラインを改善させるという意味での「骨盤を締める歩き方」をアドバイスさせて頂いている訳なのです。

これは、これでもちろん疲労しにくい歩き方であり、腰痛や膝痛などを予防解消させる歩き方でもあるのですが。

しかし、あくまで妊娠出産でダメージを受けてしまった筋肉を立て直すという意味での「正しい歩き方」であって、とんでもなく長い距離を歩くことを前提にした上での「正しい歩き方」は、また別にあると考えるのです。

こうした理由から、ふだん産後の女性クライアントさんたちには教えていない歩き方をブログにまとめてみようと思い立った訳なんですね。

 

カギを握るインナーマッスル

 

「骨盤を締める歩き方」も「疲れない歩き方」も、どちらもカギとなるのがインナーマッスルとなります。

 

比較的、体の表層にあり大きな筋肉であるアウターマッスル

対して、深層にあって薄く小さな筋肉であることが多いインナーマッスル

ごく簡潔に説明すると、動作を担当するアウターマッスルに対して、骨格(姿勢)を支え補助的に機能するインナーマッスルということになりましょうか。

 

しかし、インナーマッスルは、大きな力は出せない代わりに「持久力が高い」という特性があります。

要は、この特性を利用出来れば、「疲れない歩き方」を実践出来る訳なのです。

つまり、インナーマッスルを十分に利用した歩き方をするということ。

 

なるべく体幹を使って推進力を得る

 

それでは、具体的にインナーマッスルを利用した歩き方とは、いったいどういう歩き方なのでしょうか?

ここで重要になってくるのが「大腰筋」。

昨今、とりわけ注目を集めているインナーマッスルです。

 

大腰筋イメージ、インナーマッスル

 

大腰筋は、大腿骨(太ももの骨)トップから腰椎(背骨の腰のあたり)までを繋ぐ、とりわけ人体の中でも最大の大きさを誇るインナーマッスルです。

簡単に言うと、「太ももを持ち上げる」筋肉となります。

これに対して、「太ももを後ろに引く」筋肉が「大臀筋」(お尻の筋肉)で、こちらはアウターマッスルとなります。

大臀筋は、アウターマッスルのなかでも大きく、強大な出力を持つ筋肉。

この筋肉を利用しない手はありません。

 

大臀筋イメージ、アウターマッスル

 

この二つの筋肉は、「拮抗筋」といい、互いにバランスをとりながら作用しています。

この相反する動きを持つ二つの筋肉をうまく活用して歩いてあげれば、疲労を最小限に抑えた歩き方を実現することが出来るのです。

手足といった身体の末端を支えるアウターマッスルに頼るのでなく。体幹を支えるインナーマッスル(大腰筋)をメインに前への推進力を作り出すイメージですね。

 

膝関節でなく、股関節を使って歩くイメージ

 

それでは「大腰筋」と「大臀筋」を十分に利用した歩き方」とは、具体的にどんなイメージで歩けば良いのでしょう?

一般の方にわかりやすく簡単に説明すると、「膝の屈伸と、踵(かかと)に頼り過ぎない歩き方」となります。

言い換えると、代表的なアウターマッスルである太ももの筋肉とふくらはぎの筋肉をなるべく使わないようにする歩き方

膝関節や足首の関節の動きに頼りすぎない歩き方、これこそが大腰筋のポテンシャルを十分に利用した「アウターマッスルに頼らない歩き方」となります。

 

つまり膝関節でなく、股関節をメインに歩く訳なのです。

この時、よく使われる表現が「みぞおちあたりに股があるようなイメージ」。

骨盤から下ではなく、もっと上から脚が伸びているような「みぞおちの下あたりから脚が始まっているイメージ」で脚を前に出すことが重要となってくるのです。

そして、股関節を意識した歩き方を実践するコツは、「膝をなるべく曲げないように踵(かかと)から着地するようにして」歩くこと。

膝関節と足首を使って、つま先で地面を蹴り上げるのではなく、踵を使って地面を後ろに送り出すイメージ。

うまく地面からの反動をも利用して歩くイメージです。

 

大臀筋を意識的に使うことのメリット

 

また、大臀筋を意識して使えると、股関節を支える、もうひとつの重要なインナーマッスルである「内転筋(内ももの筋肉)を十分に使えるというメリットもあります。

下イラストにおける大内転筋および薄筋)

内転筋イメージ

 

大臀筋を意識することで股関節のバランスが改善され、内転筋をより活用出来るようになるのです。

いわば内ももの筋肉でリードして歩くイメージ。

内転筋を上手く使えるようになると骨盤を安定して使えるようになり、左右にブレないで歩けるようになるので、歩行時のエネルギーロスを最小限に抑えることが出来るのです。

やや太めのロープの上から落下しないように、脚を運ぶように歩くイメージです。

もしくは、太もも内側どうしをぶつけるくらい接近させるような歩き方。

振り出した足が外側に開きすぎないように歩くのです。

体得すると驚くほど安定して歩けるようになります。

 

最後に

 

実は大臀筋すらも、そのパフォーマンスは大腰筋がカギを握っているのです。

大腰筋が衰えてしまっている方は骨盤を正しく支えられないので、結果、大臀筋のパフォーマンスが著しく落ちてしまうのです。

逆に大腰筋がきちんと機能していれば、大臀筋だけでなく内転筋といった、普段使いきれていないような筋肉まで、そのパフォーマンスを呼び覚ますことが出来るのですね。

 

最後にもう一度要点を整理すると以下のようになります。

  • インナーマッスル(大腰筋、内転筋)の「疲れにくい」という特性を最大限利用する
  • 足首や膝関節に頼らずに股関節(大腰筋)をメインに使うことで、より体幹の力を利用することができる
  • 内転筋がうまく使えると体がぶれずに使えるようになるので、歩行時のエネルギーロスを抑えることが出来る
  • つま先で地面を蹴り上げるのではなく、踵を使って地面を後ろに送り出すイメージ
  • みぞおちに股があるようなイメージ

 

余談ですが、特に「体幹」に関しては、当院の「骨盤軸整体メソッド」でとりわけ重要視するポイントでもあります。

もちろん大腰筋、内転筋、それに大臀筋も体幹を支えるコアマッスルと深く関係している筋肉なので、十分にその機能回復を図っていくことになるのです。

当院の骨盤軸整体を受けると、途端に歩いても疲れにくくなってしまうのは、こういった理由があるから。

 

ここで再び話を戻します。

「腕をぶんぶん振り回して」その反動で歩くのではなく、「うまく体幹から始動して」その力を末端へ伝えるように意識して歩くと、大腰筋をうまく使いこなせるかと思います。

そして、その究極の形が「ナンバ走り」、「ナンバ歩き」であるとも云われているのです。

この走法によって江戸時代の飛脚は、1日に100キロもの距離を歩いたとも言い伝えられているんですね。

長い手足と強靭な筋力を持ち合わせている西洋人とは違う、日本人にマッチした歩き方とも云われています。

 

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