こんにちは、院長の三橋です。
当院は2020年4月から、それまで荻窪エリアの皆さまに慣れ親しんでもらっていた野田カイロプラクティックセンター荻窪院から心機一転、屋号を骨盤軸整体荻窪院に改めさせて頂きました。
それに伴い、施術内容はもちろんのこと、施術時間、料金からそのほとんどの部分を見直しさせて頂くこととなったのです。
どうして、お店の「顔」でもある屋号を変更することにしたのか?
今回、これについての経緯と理由についてお話しさせて頂きます。
野田カイロプラクティックセンター荻窪院開院の経緯について
野田カイロプラクティックセンター荻窪院は、中野院を本店とする野田カイロプラクティックセンターグループの3号院として2008年に開院。
創業者である野田力をはじめ、従事するほとんどのスタッフが都内にある中堅カイロプラクティック養成学校の出身だったということもあり、開院からしばらくの間はオーソドックスなカイロプラクティックテクニックをベースに据えた産前産後ケアをおこなってきました。
だから当然、屋号も野田カイロプラクティックセンター荻窪院だったという訳なのであります。
しかし、オーソドックスなカイロプラクティックテクニックとは裏腹に、当初カイロプラクティック業界内における当院の存在は、やや異端ともいえる存在でした。
野田カイロプラクティックセンター荻窪院開院から遡ること数年前、野田カイロプラクティックセンター中野本院では、整体カイロプラクティック業界に先駆けて、いち早く無料託児所システムを導入。
さらには当時はタブー視されていた、妊婦さん向けの整体テクニックである「マタニティ整体」を開発したからです。
当時からカイロプラクティックという既存の枠組みにさほどとらわれない企業風土が、当院グループにはあったのです。
整体カイロプラクティック業界が新たな需要を求めた結果
また、野田カイロプラクティックセンター荻窪院が開院した当時というのは、いよいよ整体カイロプラクティック業界も新規参入が相次いでいて、その結果、整体業界は飽和状態に達していました。
そもそもインターネットの普及により事前にホームページでお店の雰囲気やスタッフの顔を確認できるようになったことで、女性客という新たな需要を取り込めるようになったことが業界拡大の原動力となった訳ですが、あまりにもお店の数が増え過ぎたのです。
そこで、それに代わる新たな需要として注目されたのが「産前産後ケア」というビジネスモデル。
それまでは整体院に受け入れてもらえなかった妊婦さんや、赤ちゃん連れとなる産後女性といった方々が新たな需要として注目を浴びるようになったのです。
妊娠中から骨盤矯正をすることで、出産がラクになります!
出産で開いた骨盤を閉めないと、大変なことになってしまいますよ!
そういった時期にある女性の、まさに不安を煽るような文言を並べたセールストークが世に氾濫するようになったのです。
壮絶な顧客の奪い合いが始まり、当時は当院ホームページの文言が無断で他所にコピペされるのは日常茶飯事。
ビジネスモデルごと同業他社に模倣され放題だったという訳です。
産後ケアの本質を突き詰めていった先にあった「骨盤矯正」という矛盾
ところで、「産後の骨盤矯正」という表現は、今やすっかり一般的なものとなりました。
出産したら直ちに開いた骨盤を閉めなければならない。
実際、こういったイメージを連想される方が多いのでは。
しかし、残念ながら解剖学的に「骨盤が開く」という現象はまず考えられないのです。
これについては「ジーンズが入らなくなってしまったり、お尻の形が変わってしまったり」などといった、産後女性の体に生じてしまう様々なトラブルを分かり易く説明するための、いわば便宜的な表現が始まりだったのでは推測されます。
ですので、もちろんそういった産後女性を悩ますトラブルの数々をすべて「出産で開いてしまった骨盤」を原因において説明していくと矛盾が生じていくことになります。
つまり、真に必要な産後ケア、産後の骨盤矯正とは当然、「開いた骨盤を閉める」こと以外の部分にある訳なのです。
もはや、「骨盤矯正」という言葉自体が産後女性にとって真に必要なケアの本質を突いていないということ。
もっとも、当院は開院した当初から一貫して「骨盤は開かない」といったスタンスをとってきましたが。
産後の骨盤矯正コースを廃止して、産後のボディケアコースへ
当院の提供する産後ケア、産後の骨盤矯正は決して骨盤だけにアプローチするものではなく、全身のバランスに焦点を当てていくのが特徴です。
それは妊娠出産を経た女性の身体は、それこそ全身のバランスにわたって変化を引き起こすと考えるから。
つまり、骨盤周りに生じる「変化」は、あくまで全身のバランス変化によって引き起こされた一端にすぎないと当院では考える訳なのです。
決して、骨盤そのものに産後女性の抱える不調の原因の根本があるとは考えないということになります。
また、他院のおこなう産後の骨盤矯正はもちろん尊重するのですが、一般的に「骨盤矯正ビジネス」においてはこれといった明確な基準もなく、それこそ施術者の主観ばかりが先行してしまっているのが現状なのではと考えます。
「骨盤が締まりましたよ」と言われれば、そんな気になるものですよね。
そこで、当院では産後ケア、産後の骨盤矯正についての明確な基準と指標を定義づけることとなったのです。
クライアントさん自身の主観でも、はっきりと確認できることが特徴となります。
以下、当院ブログからの抜粋です。
- 「矯正が必要な骨盤」とは、どのような状態なのか。
- 「矯正が必要な骨盤」のままでいると、クライアントの身体にどのような影響を与えるのか。
- 「矯正が必要な骨盤」を矯正することで、どのような力が身体に働くのか?
- 「矯正が必要な骨盤」を矯正した結果、クライアントの身体にどのような影響を与えるのか。
- 「矯正が必要な骨盤」は、どのような状態になれば矯正が完了したと言えるのか?
それに伴い、きわめて曖昧な表現である「骨盤矯正」という表現をメニューから外すこととなり、「産後のボディケアコース」としてリニューアル設置することとさせて頂きました。
そして、それは当院が産前産後ケアの専門院としての方向性をより明確にするという決意表明なのであり、また、その象徴としての屋号変更であったという訳であるのです。
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東京都杉並区で産前産後のボディケアなら当院におまかせください。
「産後の骨盤矯正」だけでは解決できない貴女のお悩みに応えます。
本当に理想的なボディバランス、一緒に取り戻していきましょう♪
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