こんにちは、院長の三橋です。
ふだん当院の「産後のボディケアコース」に産後ケア、産後の骨盤矯正で訪れるクライアントさんたちのなかには、育児休暇中のさまざま職種の産後のママさんたちがいらっしゃいます。
そんなママさんたちのなかには、もちろん「保育のプロ」と呼ばれる方たちの存在も。
つまり、保育士さんたちです。
そんな現役の保育士さんたちが決まって仰るのがコレ。
「自分の子供を産む前は、仕事でいくら子供を抱っこしても、ここまでは肩も腰も痛くはならなかったんですけどね」
どうして、自分の子の育児になると、肩こり腰痛が酷くなってしまうのでしょう?
自分の子供だと疲れ方が変わってしまう理由とは
皆さん、自分の子供だからと、つい無意識のうちに丁寧に抱っこしてしまっているのでしょうか?
でも、ここでよく考えてみてください。
仕事で抱っこする方が、よっぽど多くの子供を抱っこすることになるはず。
抱っこし続ける時間も、仕事の方が長くなろうもの。
それではいったい何故、仕事の方が負担が大きくなってしまうのでしょう?
その答えは、実は「重心の揺り戻し」とよばれる、出産後の女性に特有に起こる現象にあったのです。
出産後の女性が抱えてしまう不調の原因となる「重心の揺り戻し」とは
「重心の揺り戻し」とは、簡単に説明すると以下のとおりです。
”本来、人間は、パーツとして一番重い頭部で重心のバランスをとっているもの。
つまり、「頭重心」のもと全身の筋肉がセッティングされているのです。
しかし、妊娠中に限っては、腹部の成長とともにだんだんお腹に重心が移動して、臨月ともなると「お腹重心」に筋肉がセットされてしまいます。
そして今度は、出産した途端に頭部に重心を戻す過程で、全身の筋肉に混乱が生じてしまうという現象のことを指します。”
つまりは「重心の揺り戻し」という現象によって、妊娠前に当たり前に出来ていたことが、出産後に上手く出来なくなってしまうのです。
別の言い方をすると、出産後は抱っこに限らず日常における「あらゆる動作」において、身体を合理的に使うことが出来なくなってしまう状態に陥る訳なのですね。
それは保育のプロであっても、同じこと。
自身の出産後は「重心の揺り戻し」によって、全身の筋肉がいったん機能不全に陥り、一時的に身体的パフォーマンスが落ちてしまうのです。
だから、保育のプロであっても、短時間の抱っこで身体が悲鳴をあげてしまうというわけ。
「骨盤軸整体」そのものを理解して頂く、これ以上ない事例
プロの保育士さんたちが出産後に受ける「重心の揺り戻し」という洗礼。
実は、今回、現役の保育士さんたちの話を例に挙げさせて頂いたのには理由があったんです。
それは当院の考える本質的な産後ケア、ないし産後の骨盤矯正の根幹をなす部分が「重心の揺り戻し」にこそあるから。
つまりは、「骨盤軸整体」そのものを理解して頂くにあたって、保育士さんの妊娠出産というケースは、これ以上ない事例となるのです。
妊娠出産を経て、女性の身体には、いったいどんな変化が起こっているのか?
また、その変化によって、実際どのような影響を受けるものなのか?
本質的な「産後ケア」、「産後の骨盤矯正」について考える
妊娠出産によって引き起こされる、さまざま不調。
特に「重心の揺り戻し」によって生じる筋肉の混乱が、時に思いもよらない症状を作ってしまう場合もあるのです。
それは骨盤のみならず、全身にわたる体型変化にも影響が及ぶことも。
本来、抱っこのプロであるはずの保育士さんでも、自身の子供となると身体が悲鳴を上げてしまうという現象は、「重心の揺り戻し」という現象を理解する上で、これ以上になく分かりやすい事例となり得るのです。
当院の「産後のボディケアコース」における骨盤軸整体メソッドでは、まさにこうした「重心の揺り戻し」からの機能回復こそが本質的な産後ケアであり産後の骨盤矯正であると考えます。
それ故、これまでの一般的な施術アプローチ方法に比べて、極めて短時間、短期間で成果を出すことが出来る訳なのです。
よくある普通の整体院のただ開いた骨盤を閉じるだけの骨盤矯正で、果たして満足できますか?
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